近頃、「KISS」の連載を読んでいると、
『のだめカンタービレ』がしみじみ切ない。
(※続きを楽しみにしている方は以下は読まないでください。)
今、連載は20巻で明らかになった、千秋とRuiの演奏会を描いている。
のだめは、心の声を描かれないというキャラクターなので、
読者は、その表情や行動から気持ちを読むことしかできないんだけど、
だからこそ逆に、どんなセリフで説明されるよりも、
のだめの気持ちがわかる、気がします。
周りの友だちや、恋人に置いていかれるようであせってばっかり、とか。
でも自分が本当に望んでいることが、さっぱりわからないー、とか。
仕事とか結婚とか人生とかが全部ごちゃごちゃになってしまうことってある。
今号(2008 5/25号)の唐突なのだめプロポーズも、
実は身に覚えのある女子は結構多いんではないだろうか。
のだめがしゃべらない効果はやっぱりすごくあって、
結婚とか仕事という言葉にするとつまんない、ステレオタイプになってしまいがちな問題を
一見得体の知れない行動の中から学ばせてくれる気がする。
だからこそ、キャリアウーマンでも、天才でもないわたしも、
『のだめカンタービレ』に<女子の生き様マンガ>として
大変に共感できているのかも。
これまで、のだめと千秋の付き合い方は、ものすごいバランスで
対等につりあうところを探しているような、そんな話だったと思う。
バランスが狂ってしまったこの苦しい峠を、
のだめには、わたしの想像力の及ばないようなやり方で、
越えてほしいなーと心から思う。
楽になる、っていうのとは一味違うハッピーエンドを
わたしもどうすればいいのかわかんないから知りたくて、
ドキドキしながら期待しているのです。